質問2
「流行っているお店かどうかを見分けるのは、暖簾らしい。昔はお寿司を手で食べて、暖簾で拭いたから、お客のたくさん来るお店は暖簾が汚いと言われていた」
これって本当ですか?
若旦那からの回答
江戸時代の鮨屋は誰もが気軽に楽しむ事が出来るファストフードでした。
当時は屋台でしたので洗い物をなるべく少なくするためでしょうか、お箸や小皿は使用せず、ハケで醤油を塗られたにぎり鮨を手で食べていたそうです。
その際、手にシャリが付かないようにガリで指先を濡らしなが食べていたとも言われています。
当然おしぼりもないわけですからお客様は最後に暖簾で手を拭いて帰ったそうです。
現代では汚い感じがしますが当時は暖簾が醤油で汚れている店が美味しい店、つまり繁盛店の証だったようです。